2025年9月25日
株式会社KOKUSAI ELECTRIC(代表取締役 社長執行役員:塚田 和徳、本社:東京都千代田区)は、半導体およびSMT※1製造のためのハードウェアおよびソフトウェアソリューションを提供するASMPT Limited(本社:シンガポール、以下「ASMPT社」)と、半導体パッケージ技術のハイブリッドボンディング※2およびTCBボンディング※3に関する共同開発契約を締結いたしました。
このたび締結した共同開発契約により、当社の強みである高度な薄膜形成技術とASMPT社の高精度ボンディング技術を組み合わせることで、次世代の高性能コンピューティング(HPC:High Performance Computing)やAIへの活用が期待される、半導体2.5Dおよび3Dパッケージング分野での最適なソリューションの開発をめざします。
当社 業務執行取締役 専務執行役員 柳川 秀宏のコメント
当社の最先端薄膜技術とASMPT社の高度なボンディングプラットフォームを統合することで、最先端の半導体パッケージングプロセスにおける重要な課題を解決し、ハイブリッドボンディングおよびTCBボンディングにおける新たなベンチマークの確立をめざします。
ASMPT Semiconductor Solutions APビジネスグループ副社長 Nelson Fan氏のコメント
このたびの共同開発契約の締結を通じて、当社のAOR TCB™(FIREBIRDボンダーを使用したプロセス)と最先端のハイブリッドボンディングプラットフォームのさらなる可能性を追求し、将来に向けて強靭でスケーラブルかつ高品質なソリューションを提供できることを楽しみにしています。
今後も当社グループは、コーポレートスローガン「技術と対話で未来をつくる(Technology & Tai-wa for Tomorrow)」のもと、事業とESGの取り組み(環境・社会課題の解決、ガバナンスの強化)の両側面から経済価値および環境・社会価値を追求することで、SDGsの達成に寄与するとともに、持続可能な社会の実現と当社グループの持続的な発展の両立をめざします。
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Surface Mount Technologyの略で、電子部品をプリント基板の表面に直接実装する技術
- ※2
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半導体パッケージング技術の一つで、異なる半導体チップやウェーハを直接接合する技術
- ※3
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フリップチップボンディングの一種で、半導体チップを基板に実装する際に熱と圧力を加えて電極を接合する技術