廃棄物の削減

富山事業所は、発生量を抑制する取組みとして、廃棄物・有価物発生量原単位指数の改善に取り組んでいます。
2019年度は原単位指数53(2005年度比で47%改善)で、前年より悪化しました。又、より多くの廃棄物が再資源化されるように、埋め立て処分量を無くす(ゼロエミッション)活動に取り組んでいます。資源の有効利用のために、全従業員に年2回、廃棄物e-leaning教育にて、違反事例の紹介や分別促進を啓発し、一人一人の廃棄物分別の意識を高めています。

処分先の現地確認では、産業廃棄物以外に一般廃棄物、売却した利材品においても収集運搬から処分に至るまで適正に行われているかを確認しています。法令順守、環境への配慮を重要と考え、常に排出事業者の責任を意識しています。

廃棄物・有価発生量と原単位の改善推移

廃棄物の適正処分の追求

富山事業所から排出される多くの廃棄物は再資源化されています。
梱包材として排出される廃プラスチックは、サーマルリサイクルが多くを占めていましたが、材質や色の分別を強化する事により、マテリアルリサイクルとしての再生が一部可能となりました。環境への負荷を出来る限り低減させるよう、適正な処分方法であるかを精査し資源の有効活用に努めています。

プロセス評価で使用された多くのウェーハは有価物として売却し再利用されています。
廃ウェーハは処理業者で分別され、シリコン製の太陽電池の原料として使用できる物は太陽電池製造会社で利用されます。太陽電池として利用できない廃ウェーハも、アルミインゴット製造用の添加剤や鉄鋼製品用の脱酸素材とし、各製造会社で利用されています。